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別れの儀式

先日お引渡しがありました。

このお施主様は、対応に十分気を付けるよう申し送りを受けたご一家でした。

どんなお施主様なのかビクビクしながら初回面談に臨み、いつものようにご新居に対するご要望をお伺いしたところ、一見こわもてのご主人様が、思いのほか穏やかな口調でご家族に対する思いを語って下さいました。

 

むさしのおうちは、ご見学や打合せに来て下さったお客様に対し、毎回最後は外までお見送りしてお別れするのが習慣となっています。

しかし、このお施主様は気を遣われるのを嫌がり、いつもぴしゃりと玄関先でのお別れを求めてこられる方でした。

打合せが上手く進んでもそうでなくても、別れ際がいつもそのような感じなので、私は襟を正して事にあたるよう求められているような気持ちでいました。

 

紆余曲折あってようやくお引渡しを迎えることができ、スタッフ一同安堵しながらご新居を後にしようとしたころ、奥様が一言おっしゃいました。

「今までは見送られる方だったけど、今日は私たちがお見送りする番ですね。」

 

あぁ、そのとおりだなぁ。

外まで出て来られたご家族の皆さまに初めて見送られながら、静かに感動した帰り道でした。

 

お土産に箱いっぱいの果物をいただきました。

どれもとても美味しかったです。

ありがとうございました。